2023.06.02納骨堂と永代供養
【納骨堂と永代供養】詳しく解説!最新のお墓のカタチ
【納骨堂とは】
遺骨を安置する宗教的施設のことを指します。一般的には、寺院や都市部の土地などに建立されています。ロッカー式や仏壇式、自動搬送式というように様々な種類があり、遺骨を骨壺のまま納め、個別に供養されます。施設によりますが、従来のお墓と同様に供花や供物を供えることもできます。遺骨を壺のまま室内に安置するので、半永久的に形を保ったままご先祖さまの遺骨を納めることができます。
始まりは奈良時代とされ、貴族や上流階級の人々のみが「霊廟」と呼ばれる納骨堂のような場所に安置されていました。庶民は土葬で埋葬されることが一般的だったといわれています。
そして、江戸時代の「檀家制度」に伴い各家族がお寺の檀家になることが義務付けられ、現在の一般墓はそこから普及され始めました。昭和50年頃からは「納骨堂」も一般的になり、
現代では「お墓の跡継ぎがいない、負担をかけたくない」「お墓の管理やお参りが大変」ということから、新たな種類の「自動搬送式の納骨堂」の需要が高まっています。
【納骨堂と一般墓との違い】
遺骨を納める場所としての共通点はありますが、形式や管理については異なる部分がたくさんあります。
納骨堂は施設の中で遺骨や墓地を管理し、基本的には施設管理者が建物やお墓の手入れなどを行います。そこに、親族がお参りに行くことになります。承継者がいなくなると、お寺の納骨堂であれば自動的に合祀墓に移し、永代供養してもらえるところもあります。
一方、外の一般墓は寺院や霊園、村墓地の管理者の土地に、家族の墓石を建てることになります。管理や手入れなどは家族が行い、代々家系の人が引き継いでいくことが必要になります。承継者がいない場合、「無縁仏」となり、廃棄やそのまま放っておかれることになります。
【納骨堂のメリット・デメリット】
○「掃除や手入れ不要」
駅の近くや都心部といった利便性のある場所にあることが多く、いつでもお参りに行きやすいということが考えられます。納骨堂によっては、掃除やお手入れ不要でお花や線香・焼香も用意されているところもあります。
○「跡継ぎの必要なし」
最近では永代供養付きの納骨堂が人気になっています。少子化の影響で年々人口が減ってきていることから、代々お墓を受け継ぐことを負担と思う人が増えています。永代供養付きなら、後継ぎがいなくても、寺院や管理者に親族の代わりに永代供養してもらうことができます。
○「比較的安い」
外墓を建てるとなると土地の永代使用料、墓石代、管理費と必要な費用も多なります。しかし、納骨堂は家族専用の墓石や納骨棚も小さめであることから、比較的費用は抑え目になっています。
▲「建物の老朽化」
長い年月が経つと、ビル型の建物の老朽化に伴い、修繕や建て替えが必要になるでしょう。その分、管理費が一般墓に比べると高くっています。その際はどうなるのか、契約時の内容をよく確認しておくことが大切です。
▲「共有部分もある」
納骨堂の種類にもよりますが、線香・焼香台やお供えスペース、お花など、他の契約者との共有部分があります。
納骨堂について少しご理解いただけましたでしょうか。お墓になにを求めるのか、ご先祖供養にはなにがベストなのか。といったところをこの記事を通して、考えていただける機会になれば幸いです。
次回は永代供養や納骨堂の種類についてまとめていきます。
ぜひご一読ください。
- 納骨堂とは何か
遺骨を安置する宗教的施設のことを指します。一般的には、寺院や都市部の土地などに建立されています。ロッカー式や仏壇式、自動搬送式というように様々な種類があり、遺骨を骨壺のまま納め、個別に供養されます。施設によりますが、従来のお墓と同様に供花や供物を供えることもできます。遺骨を壺のまま室内に安置するので、半永久的に形を保ったままご先祖さまの遺骨を納めることができます。
- 納骨堂の歴史
始まりは奈良時代とされ、貴族や上流階級の人々のみが「霊廟」と呼ばれる納骨堂のような場所に安置されていました。庶民は土葬で埋葬されることが一般的だったといわれています。
そして、江戸時代の「檀家制度」に伴い各家族がお寺の檀家になることが義務付けられ、現在の一般墓はそこから普及され始めました。昭和50年頃からは「納骨堂」も一般的になり、
現代では「お墓の跡継ぎがいない、負担をかけたくない」「お墓の管理やお参りが大変」ということから、新たな種類の「自動搬送式の納骨堂」の需要が高まっています。
【納骨堂と一般墓との違い】
遺骨を納める場所としての共通点はありますが、形式や管理については異なる部分がたくさんあります。
納骨堂は施設の中で遺骨や墓地を管理し、基本的には施設管理者が建物やお墓の手入れなどを行います。そこに、親族がお参りに行くことになります。承継者がいなくなると、お寺の納骨堂であれば自動的に合祀墓に移し、永代供養してもらえるところもあります。
一方、外の一般墓は寺院や霊園、村墓地の管理者の土地に、家族の墓石を建てることになります。管理や手入れなどは家族が行い、代々家系の人が引き継いでいくことが必要になります。承継者がいない場合、「無縁仏」となり、廃棄やそのまま放っておかれることになります。
【納骨堂のメリット・デメリット】
○「掃除や手入れ不要」
駅の近くや都心部といった利便性のある場所にあることが多く、いつでもお参りに行きやすいということが考えられます。納骨堂によっては、掃除やお手入れ不要でお花や線香・焼香も用意されているところもあります。
○「跡継ぎの必要なし」
最近では永代供養付きの納骨堂が人気になっています。少子化の影響で年々人口が減ってきていることから、代々お墓を受け継ぐことを負担と思う人が増えています。永代供養付きなら、後継ぎがいなくても、寺院や管理者に親族の代わりに永代供養してもらうことができます。
○「比較的安い」
外墓を建てるとなると土地の永代使用料、墓石代、管理費と必要な費用も多なります。しかし、納骨堂は家族専用の墓石や納骨棚も小さめであることから、比較的費用は抑え目になっています。
▲「建物の老朽化」
長い年月が経つと、ビル型の建物の老朽化に伴い、修繕や建て替えが必要になるでしょう。その分、管理費が一般墓に比べると高くっています。その際はどうなるのか、契約時の内容をよく確認しておくことが大切です。
▲「共有部分もある」
納骨堂の種類にもよりますが、線香・焼香台やお供えスペース、お花など、他の契約者との共有部分があります。
納骨堂について少しご理解いただけましたでしょうか。お墓になにを求めるのか、ご先祖供養にはなにがベストなのか。といったところをこの記事を通して、考えていただける機会になれば幸いです。
次回は永代供養や納骨堂の種類についてまとめていきます。
ぜひご一読ください。
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